南海電鉄が遊休農地で「体験農園」沿線活性化への取り組み
農業従事者の高齢化や後継者不足が原因で遊休農地が拡大していますが、地方自治体による対策には限界があると思います。
そんな中、南海電鉄が沿線の遊休農地を借り受けて一般向けの体験農園事業を大阪府泉佐野市から始めて順次拡大していくようです。
都市近郊の遊休農地の有効活用方法として大変興味深い取り組みです。
都市部での体験農園の潜在需要はかなりあると聞いていますので、成功する可能性は十分あると思います。
鉄道会社が体験農園を始めるというのも面白いですね。
南海電気鉄道が沿線の遊休農地を借り受けて一般向けの体験農園事業を始めることが6日、分かった。農家の高齢化や後継者不足で生じた、沿線の遊休農地を野菜づくりやイベント開催などに活用。鉄道会社が農業を通して地域の活性化を目指すのは珍しい取り組みで、今春に大阪府泉佐野市の南海本線、羽倉崎駅近くで開業し、順次拡大していく方針だ。
体験農園第1号は農林水産省所管の農地中間管理機構(農地集積バンク)を通じて、農家から約千平方メートルを有償で借り受けて開設。地場野菜の生産、販売、若者の就農を支援する企業「泉州アグリ」(同市)と提携し、利用者に農作業の指導もできるようにする。
30区画程度を設定し、作物の収穫期に合わせて半年単位で貸し出す。対象は、食や健康に関心のある家族連れやシニア層、本格的な農業に関心のある人などを想定している。料金などは未定。体験農園のほか、農作業や収穫が体験できるイベント、野菜栽培に関する講座や、食育活動なども展開するという。
南海電鉄は沿線の農業を応援するため、難波駅に泉州アグリが支援する若手農家が栽培した泉州タマネギや水ナスなどの直売所「ベジステ」を開設。駅構内の立ち食いそば店では「難波ネギ」を使ったメニューを期間限定で取り入れるなどして、地産地消をアピールしている。
(2017年2月6日 産経新聞)
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